第48話 5月は、祭りの季節ナリ!

新緑の候というか、まさかの夏???

照りつける日差しに、どうにも日焼け止めが欠かせない★
・・・そんな季節になって来ましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

そんな折りなんですが・・・はわゆサン★
今年のGWは、休養日に当てる事と致しました。
・・・というのも、高田馬場のスポセンで知り合った「演出家のえみちん」に「少しは休め!」と、叱られたからで、ございます・・・。

身体のメンテナンスをした方が良い、とのアドバイスなり。
・・・それならと。
どうせなら、知り合いの稼ぎになった方が良いと思ってしまうのが、はわゆサン★
遊びに行きがてら、諏訪に暮らしている整体師・ふよみ嬢にお願いをしてはどうだろうと思い、問い合せをしてみたんですが。
・・・それは、近場の方が良いだろうと(!)との彼女の提案。
信頼できるセラピストだからと、吉祥寺のアロマヒーリングのお店を紹介してくれました。 (‘_’)

ちなみに、ふよみ嬢。

本人曰く、整体師は仮の職業で、ホントの生業は「祝詞謡い」なんだそう。
とある場所へ行けば「祝詞が降りて」きて、それをそのまま、謡えるのだそう。
・・・よく、言霊(ことだま)であるとか。
難しい事を言えば、色々とあるのでしょうけれど、そんな事が出来る人が、ホントにいるのだと初めて・・・はわゆサンは知りました。

ホントに不思議な・・・そんなご縁に誘われて、吉祥寺のお店を訪れるようになり、あちこちを診てもらうようにもなりました。
「今まで身体のメンテナンスなんて、そんな事は、したことがないんですけど★」と言うと・・・ふよみさん。
「身体が資本の、殺陣師さんだったんじゃないの? メンテナンスくらい、しっかりしなきゃ」と言って、笑っておられました★

はてさて。

そこまでメンテナンスに力を入れたのは、5月は祭りの季節だからでございます・・・。
昨年の4月で終了となった、林邦史朗先生と共催していたワークショップ。
その最後のお客さんが今、はわゆサンの傍らで、色々と企んでいる甲冑参謀、その人なんでございます・・・。

彼の希望を取り入れ、昨年、産まれて初めて甲冑を身に纏ってみた・・・はわゆサン★
今年はいよいよ、陰謀がかなって、祭りの中の、とあるパートを任される事となりました。

昨年、知り合ったばかりの参謀が語るには、こんな事でした。

「祭りも、数多くあるけれど。
ここの祭りの、この演目はやれ、どの団体がやる事になっていてとか、もう既に決まってしまっている。
それを横入りすると、色々と問題が起こってしまうから、そこは出来ない。

けれど、祭りを見ていると、俺だったらココは、こうするのになぁと色々、思ってしまう事がある。
・・・でも体制が既に出来ているから、後から新しく入って行こうとすると、例えば甲冑を持っていたとしても、それだけではダメで。
自分は法螺貝が吹けるけれども、それだけでもダメ。
殺陣だけでも、それではダメ。

あれこれ組み合わさって初めて1つのコンテンツとして提案する
そうすれば企画が通り、道が開ける事もある」
・・・との、お言葉でした。

はわゆサンの本業は殺陣師であるけど、「殺陣が出来る人や団体」は数多くあるけれど、藁が斬れる人は、数が少ない・・・。
という事で、昨年は参謀の陰謀により、そちこちで藁を斬らされたモノでした。

ところで、寄居の北條まつりは少し、趣が異なります・・・。

ここのボスのお父上が、実は北條の甲冑氏の流れで、地元の活性化を願って、甲冑祭りを始めた、先駆け的なお人」なのだとか。 (゜_゜ )

・・・今年で56回目(!)を迎えるこのお祭りで使われている甲冑達は、先代から自作してきたモノであるとか、黒澤映画など、撮影で使用されていたモノを買い取ったものであるとか、とにかく色々。

今のボスは、2代目なんだそう。
甲冑参謀の仲間が法螺貝を吹き、猟銃免許を持った仲間(火薬を扱うので、資格が必要★)が大砲を撃ち、狼煙を上げてくれます。

・・・華を添えるは、昨年知り合ったばかりの、東松山太鼓の皆さん。
それも参謀が、Youtubeを見て、「かっこよかった」というので連絡取って、仲間になったのだそう。

・・そんなメンバーの片隅に、何となく入れられてしまった、はわゆサン★
昨年よりも何だか、トントンと昇格をして、今年はとうとう「祭りの前座」と、「メインの一部を担当する事」となりました。

前座ではぜひ、「ちゃんばら講座」をして欲しいと言われた・・・はわゆサン★
今年の4月から、高田馬場で始めた「殺陣のレッスン」に関わってくれた、もとワークショップメンバーの、益子勝彦さんやら。
今年知り合った、劇団ひまわりのRYOくん。
そして、毎月開催をしている乗馬教室からは、「殺陣は初めてなんですが、参加が出来ますか」と問い合せを下さった、生業は水道屋さんだという、小室さん。
・・・そして、「この日は、スケジュール的に空いているから」と。
劇団ひまわりの唐沢宏史くんが、参加をして下さいました!

とにかく、祭りの前に集まっての稽古が出来ない!!

なので、とにかく素人のRYOくんと小室さんには、事前に殺陣のレクチャーを行いました。
・・・せめて、殺陣の基本と攻撃方法くらいは知って戴かないと、本人も困るであろうし、危険も伴います★
甲冑の方は、参謀は千葉は土気(彼の家★)から、寄居にまで運んで来てくれました。
何しろ参加者が多いので、「400領は持っている(!)という、ボスのモノだけ」では、まかないきれません★
・・・はわゆサンも本身を二振り持って、衣装を持って、朝の9時に寄居にまでと、駆けつけたのでありました。

・・・本来、北條まつりは行列祭りなんですが。
色々と大変なので、その部分は免除をしてもらいました★
打ち合わせをしながら、稽古をしながら、甲冑着けながらの、まずは前座の「ちゃんばら講座」の段取りをしてから、すぐに現場に移動!
到着してすぐに、本番が始まりました。

お祭りのメインの前なので。

歌を歌ったり、踊りを踊る人やらが、持ち回りでステージで披露をしていた模様。
・・・その後に入って、「殺陣は、こう出来ている!」という演目を拵え、唐沢くんには芯(つまり、主役★)になってもらって、殺陣を即興で振付け(!)
はわゆサンの思惑通り、超(!)の付く、ド・初心者!の小室さんが、良い味を出してくれました。 (^_^)/

・・・その、小室さん。
殺陣はもちろん、藁を斬った経験もなく、甲冑も初めて身に着けた訳ですが。
若いRYOくんは、役者を目指しているという事で、重たいけれども兜を着用する事になりました。
・・・兜は鉄で出来ていますから、炎天下では太陽熱で、兜が熱くて重くて、大変だったと語っていました。

対する、小室さんなんですが★
「年齢的にも、兜はちょっと辛いかも・・・」
という参謀の配慮により、雑兵が着けるという「半首(はつぶり、又は猿面とも)」を渡されました。
・・・本当は、もっと軽いモノを選んでおいたそうなんですが、頭が大きくて入らなかったとか・・・★ (^^;)

とにかく、初めての甲冑体験で、鎧は黒いのに、何故か顔だけは、赤いモノを着けるハメになってしまった・・・小室さん★
なのである時、子供達にまで取り囲まれては、
「おじさん、そのお面、なんていうの?」
「身体(鎧の事★)は黒いのに、顔だけ、何で赤いの?」
「顔だけ赤いのは、サルだよね?」
などと、叫ばれ★

・・・ただ単に、渡されたから着けていただけで、そのお面の価値も、その意味すらもわからず・・・。

はたまた、本番では、はわゆサンにとにかく、やいの、やいのと色々に言われてしまい、
「・・・おれ、自分が、日本語が判らなくなったかと思いました・・・」
という言葉が、彼の当日の感想でありました★

殺陣には、ルールを守らないと、危険な事がある!

エンターテイメントであるが故に、
「殺陣には演出上、ただ斬られて死ぬだけの役でも、そこにはちゃんと、色々なお約束がある!!」
・・・それが、「ちゃんばら講座」のテーマだったのですが★

そこの処を知らないでいて、いきなり舞台に上がってしまった小室さんにとっては、とにかく何が何だか、訳も判らず(!)
・・・大パニックを起こしながらも、なんとか、役処を努めて下さいました。
悪いのは、はわゆサンなのかなぁ・・・おほほー♡

前座では、参謀の願いで「林流50構えの型」も披露。
この日のために参謀、子供が扱っても良いように、プラスチック製で安全な刀を数振り、拵えていてくれました☆

・・・お子様には、3人ほど舞台に上がって戴いて、一緒に構えて戴きましたが、そこは、そういうお仕事に携わっている益子さん。
彼の尽力が、モノを言いました。 (^_^)v

後半はいよいよ、藁斬りを取り入れての演目です。

お祭りなので、甲冑を着た多くの団体が入場の後、ゲスト紹介があって、それぞれの挨拶があります。
そこを乗り越え、いよいよ開幕!

参謀の案内により・・・はわゆサン★
真剣で、香取神道流の八方剣という型で、まずはお祓いの儀を。
続いて、三献の儀が行われます。
・・・これは、戦の勝利を願って、勝ち栗を食べて一献、敵をのす、のしアワビを食べて一献。
最後に、(よろ)昆布を食べて一献という、儀式が行われます。

仲間のオシロ氏の、早九字。
参謀が、どこかから見付けてきたという巻物「軍神勧請」で、戦の勝利を願う為と、いわゆる相手を呪詛するという呪文を詠み上げ。
益子さんと、はわゆサン。
勝利を願って、真剣試斬。
最後に「刀で、光の文字を刻み」、その一画一画に併せて、えい、えい、おー! えい、えい、おー!・・・と、会場の皆さまにも併せて、鬨の声を上げて戴きました(!)

後は、いよいよ合戦祭りのメイン。

大砲はパンパン、鉄炮はバンバン。
行列参加メンバーは、やれ北条軍になり、豊臣軍となって戦います。

使われる得物は、全員、危険防止のためにスポンジ使用の槍になります。
はわゆサン達も、その合戦の中に加わり、組んずほぐれつ。
・・・参謀は、橋でオシロ氏と戦って、見事に川に落ちて宿願を果たしました。 (^_^)/

5月14日が、寄居の北條まつり。

21日は、所沢で滝の城まつりに参戦。
・・・北條というと、小田原を思い出しますが、あそこは長男。
四男が寄居に鉢形城を構えていて、豊臣軍(前田利家や、上杉景勝など)5万に対し、わずか3,500人で迎え撃ちました。

写真は、三献の儀の様子ですが、結局は民の為を思って、1ヶ月ほど戦った後に、城主の北條氏邦は降伏。
ここ滝の城は、その出城であったらしいとかで、どちらも北條を称えた甲冑祭りでありました。

21日の滝の城まつりなんですが。

こちらは、前座では参謀の陰謀で、「真剣刀法をメインにした演目」に。
後半は、「戦場絵巻」という演目の中で、お祓いの儀の後、所沢市民でワークショップの常連でもあった池田収一さん。
そして、益子さん、RYOくんに加えて、殺陣の出来る人という事で、林流は武劇チームから宮川翔一郞くんに連絡を取って、参加をしてもらいました。

池田さんと益子さんは、同年輩という事。
戦隊モノが、大好き!なのを知っていたので、戦国時代らしく、組み打ちを取り入れた槍の一騎討ちを披露して戴きました。

・・・こちらが、ある意味泥臭い殺陣なので、はわゆサンと宮川くんの方は、少し外連(けれん:見た目本意の、奇抜な演出の事★)のある殺陣をと、心掛けました。
なかなか見ることがないという、薙刀を宮川くんに持たせて、はわゆサンは太刀で。
・・・それも望まれていたので、後半は相手の太刀を奪っての二刀流にしました。

宮川くんは、身が軽いのを知っていたので、薙刀を持っての受け身やら、側転を入れての立ち廻りにしてみました。

また新人のRYOくんには、今回は1人での、刀法の型に挑戦してもらいました。

・・・とにかく朝の9時から、滝の城まつりの方でも、事前に稽古時間を設ける事が出来ません★
なので現場に到着をしてから、稽古に次ぐ稽古なのと、遠慮会釈なくやって来る予定変更の嵐!!
それを受けての、稽古に本番、そして真剣試斬・・・★
とにかく、思い付く限りの、様々な事に挑戦をしてみました。 (^_^)/

とにかく、本当にあった合戦をもとにした甲冑祭りです。
・・・戦国時代を意識して、来て下さるお客さまも考慮をして殺陣を振り付けましたが、なんとか好評であったようで、地方紙ではありますが・・・はわゆサン。
林先生が亡くなられてから、初めて新聞に載りました。(写真は、はわゆサンと宮川くん★)

・・・共演して下さった皆さま、本当にありがとうございました。
またの折りには、スケジュールがもし空いていたらどうか、お付き合い下さいませ。 (^_^)/