今回、とってもたくさんの資料を見ているんですが・・・。

どれを見ても、「左ヒラメの右カレイといいますが、厳密にはそうではありません(!)の但し書きから始まってしまう・・・今月の旬食材の、ヒラメさんです・・・。 (´_`。)

しかも、はっきり言って、お江戸の頃までは、さして気にもされてはおりません(!)
形が大きいようだったら、ヒラメさん。
小振りだったら、カレイでいいよね、といった区別がまた何とも、ノンビリとしたと言いましょうか。
時代背景を感じさせてくれますよね★ (^▽^;)

・・・それが、ようやくに正式に(!)区別をされるようになったのですが、それはなんと(!)
お江戸も下りに下って、11代将軍の頃になってから(!!!)
食い道楽、大食いの流行った家斉の代になってようやく、小野蘭山という方が「本草網目啓蒙(ホンゾウコウモクケイモウという名の、薬物辞典)」で初めて、別モノとして扱うようになったとか★

・・・ところで、ここがまた何とも言えない処なのですが★

両者の違い、一体どこで見ているのかと申せば。
口が大きくて、歯が鋭いのが、ヒラメさん。
対して、おちょぼ口なのがカレイだなんて・・・。
えっ、見ているのはそこだけなの?・・・という感じがしますよね。 (・・;)

・・・何だか、いつもはジ~ッと砂地に寝そべり、のんびり構えているようなイメージの・・・ヒラメさんなんですが。
分類としては、カレイ目は、カレイ亜目ヒラメ科のお魚なんだそうで、太平洋西部から、南シナ海の辺りでお暮らしになるそう。

冬なら、たいそう深い海の底でお暮らしになり、3~7月の産卵期になると、やる気を出してか、水深20メートルくらいの辺りにまで、お移りになります。

・・・そして産卵をするのですが、浮遊性の卵からは、フツーの魚と同じに、目が両側に付いている稚魚が産まれます。
それが、全長1センチを超えた処で、片方の目がグイグイと移動(!)
大体2.5センチの辺りまで育った処で、とうとう「右目は、顔の天辺を超え」ます。
そして13~14センチ程になれば、もうご両親と同じ姿になられる、という訳です。

そんな・・・ヒラメさんなんですが★

沿岸の砂泥地の辺りをこよなく愛し、夜間活動はお手のものの夜行性です。
・・・さて昼間はと言いますと、ただひたすらに砂泥に身を潜めておられるんだそうで、そのせいでか、やっぱり。
いつも見せている左側の身の方が、右に比べて大きく発達をしておられるのだとか。
・・・ちなみに「ひら」は、平たくを指し。
「め」とは、魚の接尾語であるそう。

・・・とにかく、子供の頃はミジンコかなんかを、大人しく食べて暮らしていますが。
こそこの大きさともなれば、海底に住む小魚はもちろん、甲殻類やらゴカイ、貝類など、その食する種類を増してゆき・・・。
最終的には、「最近はまぁ~、9割方は小魚で済ませていますかね」などとコメントしている、とにかく肉食系なヒラメさんなんです。

ちなみに関東圏でだけ、とはいえ、出世魚でもあるそう。
・・・1キロ以下だと、「ソゲ」と呼ばれて。
2キロは「大ソゲ」、それ以上に大きくなって、ようやく「ヒラメ」と呼ばれるようになるんですって、へ~え。 (゜_゜ )

ヒラメさんは大体、3年くらいで大人になられるんだそうですが。

オスなら全長が60センチ程度、メスなら1メートルほどにもなるそう。
・・・そして体重はといえば、10キロほどにもなられるとか。

ちなみに、似ているという・・・カレイさんなんですが★
かのお方はもっと長命(!)で、10年以上生きる種類もあるんだそうですが、ヒラメさんは、数年程度と短命!
なので成長も早い分、こちらの方が養殖に向くとかで、今や市場の9割方がこちらになるんだそうです。

ちなみに、養殖はどんな方法かというと、まずは卵から稚魚に育てて、放流をしてみたり。
海底でずっと暮らしているお方ですから、海水も余り汚さないしで、今では「陸上は水槽での養殖が盛ん(!)」なんだそうですが・・・これが問題なんです★

産まれた時には同じ姿なハズなのに、放流した養殖さんでも何故だか、「お腹の黒い模様が、イレズミの如くに残ってしまい、生涯背負ってお暮らしになられるそう(!)」なので、困ったことに、とにかく一目で養殖か天然かバレてしまうんです(!)

・・・一応、「天然と養殖で、味の差はない」とされていますが、市場では、すぐにそこがバレてしまうので。
そこは・・・やはり、お値段的には、天然さんに軍配が上がってしまうんだそうです。 (^_^;)

・・・ちなみに養殖さんには、「パンダヒラメ」なる愛称が付けられているよう。
皮さえ剥いでしまえば、どちらか判らなくなってしまうのですが・・・。

その短命さでか、とにかく愛されてしまうという・・・ヒラメさんなんですが★

白身魚の淡泊な味わいに加えて、その上下を彩る背ビレと臀ビレがとにかく、美味な事が知られております!
俗に「縁側」と呼ばれている部分で、コラーゲンがたっぷり!
脂がのっていて、歯応えまであって、この縁側の他には、肝臓(キモ)も珍重されております。 o(^▽^)o

冬が旬とありますが、「夏でも、最盛期より少々劣るかな」というくらいで、一年を通して、バンバン肩で風切っていけるくらい、とにかく美味しいお方様なんでございます・・・☆

とにかくヒラメさん、その身は白身ですから、高タンパクで低脂肪!
中国では、「胃腸を休めて、気力を充実させる健康アイテム(!)」として、珍重をされております。
ちなみに卵も、ビタミンB1を多く含んでいるので、代謝アップの効果も。

ヒラメさん、とにかく文句なしに美味しいお方なんですが★

たまに寄生虫が沸く事もあるそうで、そうなると、その身がゼリー状に溶けてしまうのだとか。 (゚_゚i)
・・・一応、火を通せば大事ないとはありますが、下痢や嘔吐といった食中毒の症状を引き起こしてしまうので、そこにだけは要注意です!

抗ストレス効果もあって、縁側のコラーゲンは特に、冬のこの時期に必要な、潤いと保湿という嬉しい効果も。
そして含まれるビタミンEには、冷え性予防の効果あり!
・・・冷えるこの時期、とにかく、ありがたいお方ですよね。

「生活習慣病予防に効果のある、DHA」が豊富なのはもちろん、身体の弱い方でも消化吸収が良いので、風邪やインフルエンザで弱っている方にも最適バージョン!
一つ手に取り、しみじみと愛してあげたいお方です。

さて、先月に引き続いて「ねんきら」では。

「日本人の食よ、その原点に立ち帰れ!」をテーマに、お届けをしております・・・。
そんな処で、なかなか・・・はわゆサンでさえ、手に取る事も少なかった干し物食材(!)
かんぴょうさんに、ご登場を願いましょう!

かんぴょうの原料はといえば、ふくべ(ウリ科ユウガオ)の実。
・・・その皮を剥いで、紐状にして、乾燥をさせている画像は、そちこちで見掛けますよね。

実はかんぴょうさん、いつから発祥したのかは、明確でないそう。

鎌倉から始まったという説もありますが、手許の資料では1712年。
・・・お江戸は、第6代将軍・家宣の時代の頃なんですが。
浮世絵でも、水口宿(現在の滋賀県・甲賀市)で干瓢を干してる様子が、かの有名な歌川広重さんの絵で残されているそうです。

・・・そんな時代もあったんですが★
こちらのお殿様である鳥居伊賀守(忠英)が、下野は壬生(現在の栃木県・下都賀郡)に転封をされて、その地で「ユウガオの種」を植えてみた処。
・・・かの地が、ことの他気に入ったようで、ユウガオさんはどっしりと根を下ろし、今や「壬生は干瓢、名産地!」と呼ばれるまでになったとか。 (‘_’)

・・・夏が最盛期のユウガオを、気温の低い時間帯、日の出前に皮むき&紐状にまで、とにかく加工(!)
大体6~7キロくらいのユウガオから、150gくらいの干瓢が作られるんだそうです。

その材料の夕顔といえば、皆さんご存知、ウリ科の植物。

花の時期は夏で、それも夜になって、白い花を咲かせるんだそう。
・・・その花は、たった一晩で萎んでしまうのだそうですが、ツルはといえば、20m程にも生長をするとか★
その実の方は古来より愛され、お江戸の頃なら上層階級の方にも愛され、「世間的には、上品な食べ物(!)」として、珍重をされていたとか。

そんな・・・かんぴょうさんなんですが★
とにかく目に付くのは、その溢れんばかりの食物繊維です!
生活習慣病予防にも効果があって、含まれるカリウムには高血圧や、むくみ予防にも効果あり!

ちなみに、お寿司屋さんでよく見る「かんぴょう巻」なんですが★
別名を、(細巻なので★)その形からか、「鉄砲巻」であるとか。
木津巻とか、呼ばれる事もあるようです。

木津巻とは、摂津国木津(現在の大阪市・浪速区)が一応、かんぴょう発祥の地と言われていて、その生産が盛んであったとか、説が幾つかあるようです。

かんぴょうは乾燥食品ではありますが、保存は余り長くは持たないよう。
・・・なので市販品では 防カビ・防虫・変色防止を講じた、漂白かんぴょうと。
そうではない、無漂白のモノと2種類あるんだそうですが、その賞味期限は1年くらいとも。
・・・手間を掛けている分、漂白モノの方が高価とありますが、そこは手早くいくよう心掛け、丁寧に愛していきたいお方です。

最後は、切干し大根さんにご登場戴きましょう。

秋から冬にかけて、収穫した大根を細切り。
広げて天日干しした加工食品ですが、それでも種類が幾つかあるそう。

・・・西では、「千切り大根」と呼ばれていますし、その他「割り干し」やら、「凍み大根」やら「軒しのぶ」、「寒干し大根」・・・などなど。
冬の保存食として、各地で作られ、愛されてきた様子が覗えますよね。 (^_^)/

冬は良いけど、夏なら茶色くなってしまう事もあるので、春を過ぎたら、いくら干し物でも、冷蔵庫に入れて保存する方が良いと、資料にあります。
・・・匂いがあるので、好き嫌いが分かれるとも★

切干し大根はまず、水で戻して使いますが。

その戻し汁には、旨味や栄養素が多く含まれているので、そこは逃さず使いましょう♡
食物繊維が豊富で、カルシウムやビタミンB1、そして貧血を防いでくれる鉄分までもが、たっぷりと含まれています。 (^_^)v

・・・干し物食材、とにかく身体に嬉しい食材なんですが、糖尿など患っておられる方には、ご注意を!
天日に干す分、干瓢にしろ、切干し大根にしろ、糖質が生の時よりも、ぐっと高まってしまうのです・・・。

生物が育たない冬、救荒食品でもある両者は、その高い糖質でこれまで、日本人の栄養と健康を守っていて下さっていたのですが、現代では状況も違って来たかと。
・・・己の健康状況をよくよく見据えて、それでもやっぱり愛してゆきたい・・・。
そんな今月の「ねんきら旬食材」、寄り添って行きたい方々ではありませんか。

ヒラメの栄養と効能

ヒラメの栄養

タンパク質、カリウム、セレン、ビタミンD、E、B2、DHAほか

ヒラメの効能

生活習慣病予防、老化防止、冷え性、むくみ予防、免疫力向上 ほか

かんぴょうの栄養と効能

かんぴょうの栄養

食物繊維、カルシウム、カリウムほか

かんぴょうの効能

便秘予防、生活習慣病予防、ストレス抑制、むくみ予防ほか

切干し大根の栄養と効能

切干し大根の栄養

カルシウム、カリウム、食物繊維、ビタミンB1、2ほか

切干し大根の効能

食欲増進、冷え性予防、代謝促進、疲労回復、便秘予防ほか