はわゆ蔵書には、「日本の食文化史年表(2011年発行)」というのが、あります。

ダウンロード (1)・・・それによると、キャベツは五代将軍、綱吉の頃。
1706年の3月に、オランダ人が南京豆(落花生)と一緒にキャベツを伝来・・・と、あります。(゜-゜)

ところが、PCで調べた資料によると、貝原益軒(当時の、儒学者で教育家で、本草学者★)が出版した当時の代表作「大和本草(1709年)」では、その名を、「オランダナ(紅夷菘)」と記し。
・・・その特徴として、「葉は大きくて、艶なく白っぽく、花はダイコンに似ていて、おいしい。3年で花が咲くが、カブの仲間」と、あるそう。

・・・つい、キャベツといえば、スーパーなんかでよく見かける、丸く結球しているポピュラーなモノばかりを想像しますよね。

yjimage (1)ですが、世の中には「結球をしないキャベツの種類」も、多くあるとか。
また、この当時の江戸は、そろそろ世の中平和になってきたようで、園芸ブームに沸いていたとか。
・・・なので、おそらくは、この時に伝わってきた「オランダナとは、葉ボタンだった★
・・・つまり、結球しないキャベツの仲間の方の、ケールだったのでは・・・と、言われているようです。( ̄_ ̄ i)

まぁ、なんだか、それから長らくキャベツは、日本の地では観賞用(!)としての扱いが長く。

・・・ようやく、野菜として扱われるようになったのは、明治維新を待たなくてはなりませんでした・・・。
14.03.25-00096次にキャベツの名前が現れるのは、1871(明治4)年のこと。
北海道の地で、今ではとってもポピュラーなタマネギやらアスパラガス、テンサイ(サトウダイコンの別称)等と一緒に、試作されたとあります。

・・・これが翌年、東京でも、新橋に西洋料理店(金寿楼)が開業したからか、津田仙という農学者が三田にある自分の菜園で、まずは試作。
7年になって、ようやく港区の三田試験場に栽培する傍ら、欧米から種を新しく輸入をして、各地に配ったとあります。(゜-゜)

・・・こうして、洋食の普及と共に広がっていったキャベツですが、ケルト人(紀元前1200~500年くらいに、栄えていたらしい)が栽培していたとあるほど、歴史はものすごく古く。

yjimage-(2)そして当時は、野菜としてよりは、「薬草として活躍」していたようで、古代ギリシャやローマでは、「胃腸の調子を整える健康食」として食べられていたようです。

・・・キャベツは今でも、「胃や、十二指腸の潰瘍に効能を期待」して摂る人もいるそう。
これは、抗潰瘍性ビタミンである「ビタミンU」が、ただれた粘膜などを修復・保護してくれるからだそうで、このビタミンUこそが、別称では「キャベジン」
テレビでおなじみ、胃腸薬で名高い「キャベジン」は、そのビタミンUを活かしたお薬なんだそうです。(^▽^;)

また、キャベツに含まれるビタミンKは、血液凝固のパワーがあるそう。

yjimage (4)外傷なら、傷口を早く塞ぐそうですし、内臓にも、例えば胸やけやゲップ、胃のもたれやむかつき、ついでに二日酔いにまでも(!)
そのパワーを、発揮するとか。( ̄_ ̄ i)

はたまた、キャベツのイソチオシアネートという成分は、抗ガン化作用まであるとか。
また、キャベツの持つビタミンCは、老化防止の抗酸化作用があります。
ただ、長らく煮てしまったり、水にさらしてしまうと、上記の、せっかくの素晴らしい作用が水に溶けて、流れてしまうのだとか★
「キャベツは、アクが少ない」ので、上記の効能を積極的に取り入れたい方には、ぜひとも生食で・・・との事です。( ̄□ ̄;)

yjimage日本では年中手に入るキャベツですが、出荷時期によって、冬キャベツ(11~3月)、春キャベツ(4~6月)、秋キャベツ(7~10月)と分けているようです。

明治までは普及しなかったキャベツも、その調理法は、煮る、蒸す、炒めもしますし、漬け物はもちろん。
キャベツワインなんてのも、あるそうですよ。

さて、そういえば・・・2014年1月の旬食材はタコでした。

タコもイカも、同じような生態かと思いきや、そういえば、タコの足と私達が呼んでいる部分は、実は腕だし(!)
名称未設定-1タコの頭は実は、腕の付け根部分のみでしたよね。
・・・なんとなく似てるので、さてイカはどうなのかと調べてみますと、やっぱりタコに似ていて(!)
イカも、足ではなくて、全てが腕(!)なんだそうで、10本のうち2本が長くて、これは触腕と呼ばれているそう。
・・・この2本の腕で、主にエサを捕まえてるらしいんですが、この触腕を失っても別に、余り変わりがないんだとか。
そして、タコと同じように全身が筋肉(!)
こういった、構造のようです。( ̄ー ̄;

イカの皮膚はまた、精神状態や、周囲の環境によって色を変えるとか。

そういえば、獲れたばかりのイカは透明で、死ぬと白くなっていきますよね。
yjimage・・・はたまた、本来の心臓以外に、エラ心臓というのが、2つもあるそう。
こちらには、エラに血液を急送するという役目があるそうで、人間や動物の殆どは、鉄タンパク質である「ヘモグロビンの赤い色」をしていますが、イカの血は、「銅タンパク質のヘモシアニン」の青い色(!)なんだそうです。
・・・イカを捌いた経験はあっても、こんな事に気が付かなかったなんて、我ながら驚きです。(^▽^;)

とにかく、イカは種類が多いんだそうですが、日本で一番獲れるのがスルメイカなんだそう。

他には、ヤリイカ、ケンサキイカ、コウイカなど。
寿司種になるモンゴウイカは、アフリカの西海岸で漁獲されたモノが多いそう。

yjimage・・・そういえば、イカって、「烏賊」って書きますよね。
これは、カラス(烏)が魚を獲りに水面に来ると、イカが足を(腕を★)使って水中に引き込んで食べるから・・・と、包丁書録(江戸時代の食の本)にあるそう。
もっとも、カラスは海で魚を獲る習性がないので、どうやらこれは、鵜と烏を間違えたんでは(?)
とも、言われてるそうですが、何だかこの字は、今でも使われていますよね。

コンビニでも買えるイカの素干し、スルメですが、実は等級があるんだそうです★

・・・なんでも、これは江戸時代。
0202-2スルメは、盛んに中国に輸出(!)をされていたようで、その時に付けられた等級が、今も使われているそう。
最上級のスルメは、ケンサキイカから作るそうで、磨き上々番(みがきじょうじょうばん)、磨きするめ、一番するめなどと呼ばれ。
・・・二番するめは、スルメイカから作るんだそうで、コンビニで売ってるのは、まずこれでしょうね。

今も「ホタルイカの産地」として知られる、富山県滑川市。

yjimageこの地で、ホタルイカを初めて漁獲したのが四歩一屋四郎兵衛という御仁だそうで、1585(天正13)年といいますから、豊臣秀吉が大阪城を築城した年ですね。

土地の「二大奇観(明治から昭和にかけての年表)」にあるそうですが、どうも資料性としての価値に乏しいらしいですが、「イカの墨作り」と呼ばれる、「墨袋を加えたイカの塩辛」は今も富山が名産。
これは寛文年間(五代・綱吉の頃)に、越中滑川浦の肝煎、四歩一屋が創作した品なんだそう。(゜-゜)

はわゆサンは知らなかったのですが、室町から明治にかけて、「巻きするめ(文字通り、するめを頭からくるくると巻いて煮た料理★)」は、祝い事の定番(!)

生イカは江戸の頃から、蒲鉾の材料(当時は、すり身の事を「崩し」と表現)や魚そうめんに。
yjimage今ではよく、どこでも生のイカを細く切ったお造りを「いかそうめん」と呼びますが、当時は上記の魚そうめんと分けるためか、「細作(ほそづくり)」と呼んだようです。
煮たり焼いたり、煮たイカの胴に、もみ海苔やカンピョウ、シイタケを刻んだ寿司を詰めて輪切りにした「印籠鮓」は、江戸の頃からあったようです。
・・・とても美味しいとあるので、はわゆサンも1回食べてみたい一品です。

イカのタンパク質は吸収しやすく、超(!)のつく低カロリー食品です。

タウリンを多く含み、肝機能強化に眼精疲労緩和効果もあるとか。

03II1042880・・・アナタの存在を、なめてました。(^_^;)
夏の暑い盛りには、朝霞の道場には冷暖房設備がないのでもっぱら、スルメを噛みながら・・・稽古をする、はわゆサン★
硬いモノを噛んでると、暑さでボーッとなった頭が癒される感がするから買い求めていたのですが、今年からは、アナタに等級と、こんな歴史があった事を思いながら、噛みしめる事と致しましょう・・・。(〃∇〃)

キャベツの栄養と効能

おもな栄養成分

ビタミンC、K、U、ジアスターゼ、カリウム、イソチオシアネートなど

おもな効能

抗潰瘍作用、抗ガン作用、胃酸過多、胸やけ、風邪予防、血液凝固促進

イカの栄養と効能

おもな栄養成分

タウリン、マグネシウム、亜鉛、DHA、EPAほか

おもな効能

動脈硬化予防、眼精疲労緩和、肝機能強化