「生もある?キクラゲ、シマアジ、日本人」~水無月(6月)のエッセイ・2017

今月の旬食材は、中華でもお馴染み、キクラゲさんなんですが・・・。

・・・ついつい乾燥モノばかり、スーパーで見かけている・・・はわゆサン★
なので、ついうっかり、
キクラゲさんは、日本にはお暮らしにならないキノコさんなのよね♡」
・・・なーんて思っていたのですが、その実、ドンドン(!)

天然モノなら、今の、この時期!
・・・梅雨から秋にかけて、お蚕さまを育てていらっしゃる、桑の木やら、ケヤキやら。
変った処では、ニワトコなんて広葉樹の、それも・・・キノコであるが故に、倒木だとか、枯れ枝などに群生(!)
・・・そちらをベッドにして、その大きさはといえば、5~9センチほどにまでも成長をされているのだというから、驚きです・・・★

そして、はわゆサンは、知らなかったんですが★

昨今では、流通の発展で・・・なんと(!)
生のキクラゲさんにも、場合によっては、お目に掛かれるとも聞きました。
・・・けっこう、お値段的には張るお方なので、もっと高級なスーパーとか。
デパートでなら、お目に掛かれるモノなんでしょうか・・・。 ( ̄_ ̄ i)

生のキクラゲさんは、乾燥モノよりもぷりぷりとしていて、とっても食感が良いのだとか♡
ぜひぜひ、巡り会ってみたいお方ですよね。

はてさて、そんな・・・キクラゲさんなんですが★
キクラゲ目キクラゲ科、キクラゲ属のキノコなんだそうで、木に生えてはいるけれども、海にお暮らしになるクラゲ(水母)に、とーーっても食感が似ているから(!)
だからこそ、キクラゲ(木耳)と呼ばれるようになったと、資料にあります。 (^_^)v

そういえば・・・キクラゲさんといえば、中華料理のイメージが強いですよね。

だからとは言いませんが、やはりそのご出自は、中国なんだそう。
・・・日本では、ずいぶん前にお渡りになっていたようで、平安時代の百科事典「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」という書物にも、その名前が見られるとか。

とにかく、すぐに乾燥はするわ、またカンタンに元の形に、すぐ戻る(!)
ので、古来より日本では、精進料理の材料として重宝されていたと、資料にあります。

・・・こうして紐解いてみると、昔から高級品だったんですねぇ、キクラゲさんって。
ただの乾物とばかり思っていたのに、大変失礼を致しましたっ。
何だか、頭の下がる重いの・・・はわゆサンであります。 (^▽^;)

ところで、レアな生キクラゲさんも良いのですが。

やっぱり、馴染み深いのが、乾燥してあるキクラゲさんでありましょう!
・・・巷で売られているのは、やっぱり栽培モノが多くて、原木でか、菌床なんかで育てるそう。
その育成は、わりかしカンタンに出来るのだそうで、大事なのは気温だそう!
18~23度くらいの温度なら、ニョキニョキと、たくましくお育ちになられるとか★

そして確かに、丈夫な品種ではありますが★
・・・たまに、害菌なんかにも、やられてしまう事も多いんだそうで・・・。
農家の方も、そこにだけは、気を払って栽培をされているのだそうです。 (゜_゜ )

・・・これが原木で育てるとあれば、まずは育て主を探します。

11月~3月にかけての休眠期に、良さそうな木を選んでは、まず伐採!
数ヶ月を休ませて、それから種菌を接種致します。

・・・排水が良くて、薄暗がりの土地を選んで、こまめに水やりを致します。
すると、7月頃から何とか芽を出して、翌年からは、接種をせずとも顔を出すという・・・キクラゲさんはけっこう律儀さんで、そのまま3~5年ほどは収穫できるとか。

これが菌床栽培で行うなら、10日~1ヶ月程度でもうはや、収穫の兆しに。

年間で、3~6回ほど収穫できるのだそうで、とにかく生の内はやはり、海に暮らすクラゲのように柔く、破れやすいので、真綿のように丁寧に収穫(!)
これが一度乾いたら、まず滅多な事では壊れないんだそうで、だからこそ、乾燥モノが多く流通しているのも、頷けます。

・・・ちなみに、キクラゲさん。

一般には、中華のお総菜でなじみ深い黒の方が多く流通!
鉄分やカリウム、葉酸の多い黒キクラゲは、貧血予防に。
そしてコラーゲンも多く含むので、色は黒くても実は、お肌にもとても良いのだとか。

・・・これが、白キクラゲの方であるなら、お総菜にはもちろんの事、中華でならデザート使いにも。

黒いよりは、白い方がより、高い美肌効果が得られると資料にはありますが、白い方ももちろん、お総菜ででも美味しく食べられるのだそう。

免疫力アップにも効果があって、その含まれる食物繊維には、便秘解消やダイエットにも一役買います。
・・・なんとなく地味に感じられるお方ではありますが、ここは1つ、白黒言わずに、愛してさしあげようではありませんか。

さぁ、もう一つの旬食材、シマアジさんに参りましょう。

天然モノは、・・・なんと!
滅多に市場でも、お目に掛かれないという高級魚!!
・・・でありながら、実は養殖の方も盛んで、なので昨今では、スーパーでもよくお見かけをしますよね。 (‘_’)

潮通しの良い沿岸岩礁やら、島しょうの辺りでよく獲れていたので、「島」からその名が由来したであるとか。

・・・はたまた、幼い折りに、体側に黄色い縦縞があるから「縞のあるアジ」で、その名が付いたとか、諸説あるそう。

ブリに似た食感の・・・シマアジさんですが。

明治の時代に発行をされたなる、「魚鑑(うおかがみ)」という書物では、「状アジに似て、全身マナオのごとし、料理人もっとも重んず」と、されています。
・・・ところが、ドンドン!
お江戸の頃の百科事典「本朝食鑑」でなら、「味は佳くない、もっとも下品なり(!)」なる記述がありますし★
・・・はたまた、同じ時代に、貝原益軒という人が書いた「大和本草(1709年)」という生物・農学書でもひたすら、「味は、劣る」と、低評価!!
・・・お江戸の頃って、ホントに脂の乗った魚は嫌われていたのだなぁと、感じ入る次第でございます。。。 (>_<)

スズミ目アジ科シマアジ属のお魚で、日本では、北は岩手県の太平洋岸から・・・南は、沖縄や小笠原の辺りまでに生息。
春から夏に掛けては、暑い処は嫌だと、群れで北上!
・・・これが寒くもなれば、やっぱり暖かい処が良いみたいで・・・。
しみじみ、みんなで相談をして、南の海へと降りてお暮らしになるのだとか。

産卵期は、日本では12~3月の辺りに掛けて。

直径0.9ミリほどの分離浮性卵で、40時間程度で孵化をします。
・・・産まれたばかりの赤ちゃんの大きさは、2~3ミリ程度に。

それが50日程度お育ちになれば、2~3センチにまでも、成長!
身体が、ご両親にようやく似たかな、という感じになり、流れ藻などを隠れ蓑に、成長を重ね!

・・・1年で18センチ、2年で30センチ、3年で40センチと来て、4年目で45センチにもなって、この頃にはようやくに、成人を迎えます・・・。

こんな・・・シマアジさんなんですが、とにかく肉食!
小魚はもちろんの事、小型のエビやアミ。
そこそこの大きさまで、お育ちになれば、砂にひっそりと隠れている底生生物までをも前向きに。
・・・それも、積極的にお召し上がりになって、体長の方も1メートルほどに。
体重でなら、10キロほどにまでも、成長をされるのだとか。 (^_^)/

まだ若い内は、水深5~120メートルの岩礁の辺りを縄張りにしておられますが、大きくなってくると、水深200メートルの辺りまでをもこよなく愛し、たまには500メートルの深さまでをも、お散歩をするそう。

そんな・・・アジなだけに、ゼイゴもあるシマアジさんなんですが★

体内に不必要な塩分を排出してくれるカリウムが豊富で、エネルギー代謝も活発にしてくれます!
リンやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルもたっぷり含んでおられますし、DHAにビタミンBやDもたっぷり!
・・・リーズナブルな養殖さんもおられる事ですし、これからの季節、愛してさしあげようではありませんか。

キクラゲの栄養と効能

キクラゲの栄養

β-グルカン、鉄分、カリウム、葉酸、カルシウム、ビタミンD、食物繊維ほか

キクラゲの効能

貧血予防、美肌効果、免疫力向上、便秘予防、ダイエット効果、ほか

シマアジの栄養と効能

シマアジの栄養

DPA、EPA、タンパク質、リン、マグネシウム、葉酸、ほか

シマアジの効能

アレルギー改善効果、痴呆症予防、生活習慣病予防、抗癌化作用ほか